ZはといえばのL型エンジン、オイラのメカの師匠のイケガミさんにとっては思い出深いエンジンのようです。

 素の状態では(特に70年代後半以後)、決してめざましいところばかりではないL型ですが、イケガミさんにとっては、調整しがい、いじりがいのある「楽しめる」エンジンだということで、Zが入庫してくるとなんとなく嬉しそうな顔をしてるんですよね。
 たとえそれが3リッターに排気量を上げた上、オーバーフェンダーを付けて改造公認を受けてくれ、なんて結構やっかいそうな注文でも、意外やイケガミの大将、結構やりがい感じてるみたいなんです。

 なんというか、「オイラのような口ばっかりのメカ音痴にはよくわかんないや」って感じですが、ただ一つ言えることは、どうせクルマ診てもらうんなら、少々ガンコで融通がきかなくっても、ラチェットのコマひとつ換える度、堅いネジが一つ緩むたびに子どものように嬉しそうな顔をするおヤジに診てもらいたいなぁ、なんて思うオイラでした。