| 東整振/都整商/東政連 『2002年合同賀詞交歓会』 | ||
| 〜元大蔵事務次官、元公取委委員長の(財)日本経済研究所会長、小粥正巳氏を講師に迎え 『今年の日本経済はどうなる』をテーマに新春講演会を開催〜 |
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東整振、都整商、東政連の整備三団体による『2002年合同賀詞交歓会』を去る1月9日(水)、新宿区百人町のホテル海洋において開催した。 今年の賀詞交歓会は、「新春講演会」と「賀詞交歓会」の2部構成により開催。第1部においては、元大蔵事務次官、元公取委委員長の(財)日本経済研究所会長、小粥正巳氏を講師に迎え『今年の日本経済はどうなる』をテーマとした講演を開催した。 | |
●福井会長理事長挨拶● 第1部の講演会に先立ち、主催者を代表して挨拶に立った福井会長理事長は「年頭の新聞、テレビなどを見ていると、本年も厳しい年を迎えようとしているようである。特に『この3月迄、また半年は日本経済の正念場』だと竹中平蔵経済財政担当大臣も述べている。年明けの株価は年末からの4日間連騰、そして6年ぶりの上げ幅に転じて、ひとまず好調なスタートを切った。昨年は狂牛病、同時多発テロ事件、炭素菌やら不審船と経済のみならず安全や社会的秩序も不安と混乱の1年を送った。そして、本年は政府が推し進めている構造改革がいよいよ具体化して、いうところの『痛み』について、私達がその影響を受けるようになるのではないかと心配している。こうした試練を乗り越えるため、私達は元気を出して、生き残るために新しいことにも挑戦して、前途を切り拓いていただきたい。まず『元気をだそうよ』と呼びかけたいと思うのである。さて、こうした中で、今日は次の3点について話を絞りたい。まず第1は、1級整備士制度がいよいよ始まる。私達の技術基盤を強化する核として、この制度を大いに活用していきたいと思う。第2に、この制度の実施に合わせたかのように、タイミングよく自動車整備教育会館が完成し、この5月にオープンする。まさに『間に合ってよかった』という感じである。従来、丸山、品川と別れていた事務局も統合されるし、教育事業の飛躍的な発展がなされる筈である。東京の全会員にご利用いただき、躍進する振興会の中核事業として皆様のご期待に応えるよう全力を傾注して参りたいと考えている。昨年から各地で振興会創立50周年の記念行事が催されている。東京でも振興会50周年、商工組合25周年のお祝いの行事を致したい。これが第3である。時節柄、ホテルなどを借りずに、手狭ではあるが、新会館のお披露目も兼ねて、整備教育会館を工夫して利用したいと考えている。『過ぎ去った過去を大事にしない人は来るべき未来からも大事にされない』という言葉を聞いたことがある。今日のくるま社会を築かれた先人のご遺徳を偲び、来るべき未来に決意を新たに取り組む、そうした機会を会館の落成祝賀会を兼ねて持ちたいと考えている。最後に本年は役員改選の年に当たる。業界発展のため長らくご貢献下さった方々には本当に頭が下がる。また、新しい方々にもご参加願わないと業界の持続的発展が期待できない。ブロック、支部あるいは委員会委員、青研代表の方々、新しいパワーに期待している。今年は壬午(みずのえうま)の年。「みずのえ」と「うま」が合わさる壬午は旧来のしきたりを打破して革新的な動きが出てくる年といわれている。いずれにせよ、本年も大きな転換期であることに間違いない。しっかりと手綱を締めて前進していこうではありませんか」と述べた。 |
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●第1部「2002年 新春講演会」〜2002年を迎えて−今年の日本経済はどうなる−〜● 続いて、(財)日本経済研究所会長の小粥正巳氏が紹介され、第1部の「新春講演会」が開催された。 小粥正巳氏は「どこを見ても景気のいい話はない。米国のITバブルが弾け、昨年9月には同時多発テロが起こり、さすがの米国もマイナス経済となった。しかし、米国の金融政策はまだ余裕がある。米国の10年前は悪い状態であったが、この10年間で、減税を行い、生産を減らし、在庫を絞った効果により、見違えるように良くなってきた。しかし、日本における金融財政は、手詰まり状態で、もうこれ以上のカードはない。日本における景気は『悪化を続けている』というのが結論である。個人消費は弱く、失業率も悪化。雇用、所得環境が厳しいので、個人消費は進まない状態である。企業も生産が落ちて、過去10年間で最低水準にある。企業収益も減収し、設備投資も落ち込んでいる。政府が行うことは、民間のお手伝いであり、政府が民間を盛り上げて景気を良くする筋書きではあったが、民間が自分の力で盛り上がらないと、国の財政にも限界がある。先進7カ国G7におけるGDPは、10年前日本は上位にあったが、現在では日本が一番悪くなってしまった。政府は、景気対策として、これ以上借金を続けるわけにはいかない。銀行も金を貸し出すことをやっていない。銀行は金が余っているので、国債を買っているのが現状である。銀行もある程度のリスクをおって金を貸さないとこれからはやっていけない。ITバブルが弾けて、テロ事件で経済が悪くなったが、日本ではこれ以上財政、金融で打つ手はない。日本経済がこれ以上悪くなると、世界のマーケットから見放される。小泉総理大臣の改革には『痛み』が伴うが、それだけではだめで、増税は必要である。国の収入の道は税金をもらうことである。所得税、法人税の増税ができないのなら、消費税の増税しかない。少なくとも、増税の道筋だけはつけておくべきである。我慢と痛みを耐えれば、必ず改革の効果は出てくる。日本にはキラリと光る企業も存在する。物的資本も大事だが、ソフト(知恵)を活かしていくことが必要である。仕事を通じて民間の力を発揮していただきたい」と語った。 |
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![]() ●第2部「賀詞交歓会」● 第2部の「賀詞交歓会」では、整備3団体の役員、委員、総代、青年部会代表、整友会の方々等を中心に、関係官庁、友好団体企業、報道等のご来賓多数が出席されるなか、大橋専務理事の司会により交歓会が進められた。 |
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●主催者代表挨拶● 開会に先立ち、整備3団体を代表して福井会長理事長が挨拶に立ち「今年も、大勢のお客様と会員組合員の皆様方のお陰で、このように盛大な新年会を催すことができたことにお礼申し上げたい。本日は、第1部に記念講演として、元公正取引委員会委員長、また、大蔵省事務次官の小粥先生のお話しを承った。辛口のお話ではあったが、日本は頑張れば必ず再生する。先程も挨拶の中で『元気をだそうよ』と申し上げた。ご来賓の官公庁のご指導、お取引先各位のご支援を得て、会員組合員一同、決意を新たにする新年会である」と述べた。 |
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●上子関東運輸局長祝辞● ご来賓の祝辞を賜った、上子道雄関東運輸局長は「我が国の自動車保有台数は、8,600万台となり、しかも車なしの生活は考えられない。これから、車が将来どう発展していくための一番大事な要素である安全とか環境、あるいは車の流通、リサイクル、適正処理、こういった問題はすべて本日お集まりの皆様方のご努力で確保していただいている、そういう大きな問題である。これまでいろいろな面で、皆様方のご尽力をいただいていることを重ねてお礼申し上げたい。私共は、こういった皆様方のこのような取り組みに積極的に応援していきたい。私共の自動車検査(車検場)は今年7月に独立行政法人となる。そうはいっても、車検の受付、審査、車検証の交付という一連の流れの中で真ん中の部分だけが独立行政法人という形となる。前後の関係がきちんと円滑な連携がとれるよう7月までに努力していく。一番大事な、安全問題は、20年ぶりに交通事故死者数が9,000人を切ったが、どうも事故の数、負傷者の数は記録を更新するという状態である。ユーザーそのものの点検、そして皆様方の整備、そして私共のチェックが相まって車の安全が保たれる。点検整備推進運動、不正改造車の排除運動、暴走族の取り締まり、あるいは黒煙の防止キャンペーンを積極的に行って、ユーザー自身の管理と皆様方の整備と私共のチェックで安全な車社会ができるよう心掛けていきたい。色々な意味で環境問題があるが、経済産業省と国土交通省と環境省が一体となり、環境対策のアクションプランを作り、2010年までに低公害車を1千万台にすると申し合わせているが、最近は60万台を越えるようになった。また、リサイクルを促進するために、自動車重量税の還付制度が実現の運びとなった。リサイクル制度は、皆様方のところで回収し、適正な処理をしないと活かされない。これからはこの問題が極めて重要である。還付制度もできたので、いろいろな仕組みの中でリサイクルの促進を図るという年になろうかと思っている。皆様方の関係で、色々なことが盛りたくさんに行われる年でもあるし、皆様方の仕事がそれだけ増えることではないかと思っている」と述べた。 |
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引き続き、平沼康彦日整連会長よりご挨拶を賜り、石塚副会長の乾杯の音頭により、懇親会を開始した。
当日は、国会議員等の先生方も多数ご来賓として出席され、懇親会の席上において先生方の紹介が行われた。 自動車整備業界の新年の幕明けは、リサイクル、環境問題等をはじめとした大きな課題を抱え、これまで以上に厳しい経営環境を強いられることとなったわけだが、新しい年に向けての期待を膨らませながら、2002年合同賀詞交歓会は、谷古宇副理事長の中締めにより締めくくられた。 |
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