平成21年度第2回「3級自動車シャシ」登録学科試験 --以下の問題に答えてください--
【問題 1 】 ジーゼル・エンジンに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)ジーゼル・ノックは,噴射時期が早過ぎるときや圧縮圧力が低いときなどに発生しやすい。
(2)空気を圧縮して高温にし,その中に燃料を噴射して自己着火をさせている。
(3)1kgの軽油を燃焼させるのに,必要な空気の質量は,理論上約15kgとされている。
(4)ガソリン・エンジンと比較して,圧縮比が低い。

【問題 2 】 着火順序が1−3−4−2の4サイクル直列4シリンダ・エンジンにおいて,第4シリンダが圧縮上死点にあり,この位置からクランクシャフトを回転方向に540°回したときに,燃焼行程下死点になるシリンダとして,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)第1シリンダ
(2)第2シリンダ
(3)第3シリンダ
(4)第4シリンダ

【問題 3 】 排出ガスに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)燃焼ガス温度が低いとき,N2(窒素)がO2(酸素)と反応してNOx(窒素酸化物)を生成する。
(2)ブローバイ・ガスに含まれる主な有害物質はCO(一酸化炭素)である。
(3)EGR装置は,最高燃焼ガス温度を上げることによりNOxの低減を図っている。
(4)PM(粒子状物質)の排出量は,酸化触媒又はDPF(ジーゼル微粒子除去装置)などを用いて減少させている。

【問題 4 】 EGR装置(排気ガス再循環装置)に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)EGR装置の点検では,アイドル回転速度でEGRが作用することを確認する。
(2)EGR装置は,排気ガスの一部をインレット・マニホールドへ再循環させている。
(3)EGR装置の点検では,温間時,規定のエンジン回転速度でEGRが作用することを確認する。
(4)EGRコントロール・バルブが負圧式の場合,EGR量の制御はダイヤフラム室に作用する負圧の大きさを変化させることで行っている。

【問題 5 】 図に示す燃焼室に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)渦流室式である。
(2)一般に小型エンジンに多く用いられている。
(3)熱効率が高く,始動性に優れている。
(4)噴射された燃料の全部を副室で燃焼させる。

【問題 6 】 アルミニウム合金製のピストンに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)頭部の径は,スカート部の径よりも小さい。
(2)ボス方向の径は,その直角方向の径よりも小さい。
(3)ストラット入りピストンは,ヘッド部にストラットが鋳込んである。
(4)軽量で熱伝導性が高いので,高速往復運動に適している。

【問題 7 】 シリンダ及びシリンダ・ライナに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)シリンダ・ブロックには,一般に特殊鋼が用いられる。
(2)ライナ上面は,シリンダ・ブロック上面よりやや突き出ている。
(3)湿式ライナの外周面下部には,オイル漏れ防止用のゴム・パッキンが取り付けられている。
(4)乾式ライナの内径部の磨耗を測定する場合は,シリンダ・ブロックからライナを外した状態で行う。

【問題 8 】 ピストン・リングに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)合い口すき間は,リングが摩耗して厚さが薄くなると小さくなる。
(2)合い口すき間の測定は,リングをシリンダの最大摩耗部にはめて行う。
(3)合い口すき間の測定は,シリンダ・ゲージを用いて行う。
(4)ピストン・リングを組み付ける場合は,一般にリングの上側には,上側の向きを示す刻印があるので,誤らないように注意する。

【問題 9 】 図に示すギヤ式オイル・ポンプに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)図のイを吸入口とするとドライブ・ギヤは右回転する。
(2)図のイを吐出口とするとドライブ・ギヤは左回転する。
(3)図のロを吸入口とするとドライブ・ギヤは左回転する。
(4)図のロを吐出口とするとドライブ・ギヤは左回転する。

【問題 10 】 冷却装置に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)シュラウドは,ファンの吸い込む冷却空気がエンジン側から逆流するのを防止している。
(2)ラジエータ・キャップの機能の点検では,ラジエータ・キャップ・テスタを用いて,規定圧力でプレッシャ・バルブが閉まることを確認する。
(3)A/T車のラジエータには,ラジエータのロア・タンクにA/Tの作動油を冷却するためのオイル・パイプを設けて,オイル・クーラとしての機能をもたせたものがある。
(4)ラジエータのサブ・タンクは,ラジエータ内の冷却水温が上昇したときにはラジエータからあふれ出た冷却水を蓄え,逆に,冷却水温が低下したときは,ラジエータに冷却水を戻す働きをしている。

【問題 11 】 4サイクル・エンジン用の列型インジェクション・ポンプに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)カムシャフトの回転速度は,エンジン回転速度の2倍になっている。
(2)デリバリ・バルブの潤滑は,エンジン・オイルで行っている。
(3)列型インジェクション・ポンプは,エンジンのシリンダ数と同数のプランジャを有している。
(4)列型インジェクション・ポンプでは,プランジャ・バレルが回され,有効ストロークが変わることで,噴射量の増減が行われる。

【問題 12 】 4サイクル・エンジン用の分配型インジェクション・ポンプに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)ドライブ・シャフトの回転速度は,エンジン回転速度の1/2になっている。
(2)分配型インジェクション・ポンプは,1本のプランジャで各シリンダに燃料を供給している。
(3)4シリンダ・エンジンの場合,ドライブ・シャフト1回転に付き,プランジャは4回往復運動を行う。
(4)4シリンダ・エンジンのディストリビュータ・バレルには,インレット・ポートとアウトレット・ポートがそれぞれ1個ずつ設けられている。

【問題 13 】 列型インジェクション・ポンプのRFD型ガバナの構成部品として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)フライウェイト
(2)プランジャ・バレル
(3)ガバナ・スプリング
(4)フローティング・レバー

【問題 14 】 分配型インジェクション・ポンプのハイドロリック・タイマの構成部品として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)プランジャ
(2)タイマ・ピストン
(3)タイマ・スプリング
(4)ローラ・ホルダ・ピン

【問題 15 】 電子制御式分配型インジェクション・ポンプに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)タイミング・コントロール・バルブは,コントロール・ユニットからの信号によって噴射量を制御している。
(2)電磁スピル・バルブは,コントロール・ユニットからの信号によって噴射時期を制御している。
(3)電磁スピル・バルブは,タイマ・ピストンの両端を結ぶ燃料通路に取り付けられている。
(4)電子制御式分配型インジェクション・ポンプには,回転速度センサが取り付けられている。

【問題 16 】 電子制御式インジェクション・ポンプのセンサ及びコントロール・ユニットに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)クランク角センサは,エンジン回転速度及びピストン上死点位置を検出している。
(2)燃温センサに使用されているサーミスタ(負特性)の抵抗値は,燃料温度が高いほど小さくなる。
(3)ブースト圧センサは,インジェクション・ポンプ内の圧力を計測している。
(4)コントロール・ユニットは,自己診断システムやフェイルセーフ機能を備えている。

【問題 17 】 鉛バッテリに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)即用式バッテリの場合,密封シールがはがれて気密が失われると極板が空気に触れ,化学変化を起こして即用性が失われる。
(2)電解液は,硫酸と水を混合した希硫酸である。
(3)自己放電の程度は,電解液の比重及び温度が低いほど多くなる。
(4)電解液が不足すると,極板やセパレータが露出して,極板のサルフェーションやセパレータの劣化が生じる。

【問題 18 】 オルタネータに関する次の文章の(イ)〜(ロ)に当てはまるものとして,下の組み合わせのうち適切なものはどれか。『(イ)に発生する三相交流を6個の(ロ)で全波整流し,直流に変える。』
 
(1)(イ)ステータ・コイル (ロ)コンデンサ
(2)(イ)ステータ・コイル (ロ)ダイオード
(3)(イ)ロータ・コイル (ロ)ダイオード
(4)(イ)ロータ・コイル (ロ)コンデンサ

【問題 19 】 内接式のリダクション式スタータの構成部品として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)シフト・レバー
(2)マグネット・スイッチ
(3)アイドル・ギヤ
(4)オーバランニング・クラッチ

【問題 20 】 フューエル・フィルタに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)エレメントには,一般に「ろ紙式」が用いられている。
(2)フューエル・フィルタの交換時には,エア抜き作業を行う必要はない。
(3)フューエル・フィルタには,水抜き用のプライミング・ポンプを兼ね備えているものがある。
(4)フューエル・フィルタの下部には,燃料とエアを分離するセジメンタ部が設けられている。

【問題 21 】 圧縮比が20,エンジンの排気量が1900立方センチメートルの燃焼室容積として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)95立方センチメートル
(2)100立方センチメートル
(3)190立方センチメートル
(4)200立方センチメートル

【問題 22 】 半導体に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)ダイオードは,P型半導体とN型半導体を接合したものである。
(2)ツェナ・ダイオードは,P型半導体とN型半導体の間に真性半導体を挟んだ構造になっている。
(3)ホト・ダイオードは,電気信号を光信号に変換する場合に使われている。
(4)サーミスタは,抵抗値が温度変化に対して大きく変化する半導体の特性を利用した素子である。

【問題 23 】 6Ωの抵抗3個を並列接続したときの合成抵抗として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)0.5Ω
(2)2Ω
(3)6Ω
(4)18Ω

【問題 24 】 ダイヤル・ゲージの指針が図のように振れた場合,測定子が軸方向に動いた量として,適切なものは次のうちどれか。
(1)0.04mm
(2)0.2mm
(3)0.35mm
(4)0.4mm

【問題 25 】 燃料(軽油)に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)一般に軽油の比重は0.80〜0.90である。
(2)一般に軽油の着火点は約45〜80℃である。
(3)軽油の種類・品質は,JIS規格に決められており,一般には2号が用いられ,寒冷地では3号又は特3号が用いられている。
(4)ジーゼル・エンジン用としては,着火性がよく,適当な粘度をもち,硫黄分が少なく,微細なごみも含まないものが必要である。

【問題 26 】 仕事量の単位として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)C(クーロン)
(2)J(ジュール)
(3)Pa(パスカル)
(4)W(ワット)

【問題 27 】 ボルトやナット類に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1)スタッド・ボルトは,その一端だけにねじが切ってある。
(2)スプリング・ワッシャは,ボルトやナットの緩み止めに用いられる。
(3)セルフロッキング・ナットは,ねじ部に樹脂コーティングや「かしめ」部を用いることでナットの緩みを防いでいる。
(4)溝付き六角ナットは,その溝に合う割りピンをおねじ側の穴に差し込むことで,ナットの緩みを防いでいる。

【問題 28 】 「道路運送車両法」に照らし,自動車分解整備事業の種類に該当しないものは,次のうちどれか。
 
(1)普通自動車分解整備事業
(2)小型自動車分解整備事業
(3)軽自動車分解整備事業
(4)特殊自動車分解整備事業

【問題 29 】 「道路運送車両の保安基準」及び「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」に照らし,走行用前照灯の灯光の色に関する基準として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)白 色
(2)白色又は橙色
(3)白色又は黄色
(4)白色又は黄色又は橙色

【問題 30 】 「道路運送車両の保安基準」及び「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」に照らし,自動車の後面に備える方向指示器の点灯を確認できる距離の基準として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1)夜間にその後方30m
(2)夜間にその後方50m
(3)昼間にその後方50m
(4)昼間にその後方100m