自動車整備士になるには

自動車整備士とは

自動車整備士は、自動車整備要員の技能の向上を図るために設けられた、国家資格です。
自動車の整備に必要な知識や技能を有するかどうかを試験によって判定するもので、合格者には国土交通大臣から合格証書が交付されます。

自動車整備士になるには

自動車整備士の資格を取得するためには、国土交通省が実施する「自動車整備士技能検定試験(検定試験)」の学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
なお、当会が実施する「自動車整備技術講習」を修了、あるいは一般社団法人日本自動車整備振興会連合会(日整連)が実施する「自動車整備技能登録試験(登録試験)」に合格することで検定試験の一部が免除になります。

※自動車整備士の種類

種 類 種 目
1級 1級大型自動車整備士
1級小型自動車整備士
1級二輪自動車整備士
2級 2級ガソリン自動車整備士
2級ジーゼル自動車整備士
2級自動車シャシ整備士
2級二輪自動車整備士
3級 3級自動車シャシ整備士
3級自動車ガソリン・エンジン整備士
3級自動車ジーゼル・エンジン整備士
3級二輪自動車整備士
特殊 自動車タイヤ整備士
自動車電気装置整備士
自動車車体整備士

自動車整備士試験の受験資格

学科試験日の前日までに、下表に掲げる自動車の整備に関する実務経験が必要になります。
なお、大学、高校等の機械科等卒業者は実務経験が短縮になる場合があります。

※実務経験と受験資格の関係

自動車整備技術講習《二種養成施設》とは

自動車整備技術講習は、整備工場等で働く方を対象として国土交通大臣の指定を受けた当会技術講習所が実施しています。
毎年4月~9月(第1期)と10月~翌年3月(第2期)の年2回講習を開催しており、働きながら学べるよう、平日昼間のほか、平日夜間(週2日~3日)や日曜昼間開催のコースもあります。
この講習を修了することにより、2年間同種類の検定実技試験が免除されますので、検定学科試験または登録学科試験に合格すれば整備士資格を取得することができます。

※自動車整備技術講習の種類および教育時間

講習の種類 教育時間 教育期間
1級 1級小型自動車 182時間 約1年
2級 2級ガソリン自動車 132時間 約6ヶ月
2級二輪自動車 132時間 約6ヶ月
3級 3級基礎 48時間 約2ヶ月
3級自動車シャシ 96時間 約4ヶ月
3級自動車ガソリン・エンジン 96時間 約4ヶ月
3級二輪自動車 96時間 約4ヶ月
特殊 自動車電気装置 120時間 約6ヶ月
自動車車体 114時間 約6ヶ月

自動車整備技術講習の受講資格

各種目の講習とも、検定試験の受験資格に順ずる実務経験期間を講習の終了日までに満たしていることが必要です。
実務経験証明書

自動車整備技術講習(二種養成施設)の受講方法

登録試験とは

自動車整備技能登録試験は、一般社団法人日本自動車整備振興会連合会(日整連)が実施する一級、二級、三級及び特殊整備士の学科試験及び実技試験で、この試験に合格することで2年間同種類の検定試験が免除されます。

※登録試験の種類

種 類 種 目
1級 1級小型自動車整備士
2級 2級ガソリン自動車整備士
2級ジーゼル自動車整備士
2級自動車シャシ整備士
2級二輪自動車整備士
3級 3級自動車シャシ整備士
3級ガソリン・エンジン整備士
3級ジーゼル・エンジン整備士
3級二輪自動車整備士
特殊 自動車電気装置整備士
自動車車体整備士

検定試験と登録試験の関係

※検定試験と登録試験の関係

検定試験と登録試験の関係

登録試験の受験資格

各種目とも、検定試験の受験資格に順ずる実務経験期間を試験実施日の前日までに満たしていることが必要です。

  • 実務経験証明書
  • 登録試験の受験方法

    整備士試験予定表

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